自分用テンプレートとは、次の制作に使えるよう残した下書きです。特別なデザイン知識がなくても、日付などを替える場所が分かる案内から始められます。DAY41では、元の下書きと更新した一枚を区別して残す練習をします。
テンプレートには、文字の位置、色、写真など、いろいろな決め事を持たせられます。ただ、最初からすべてを管理する必要はありません。今回は「見出しの位置はそのまま、日付を替える」とだけ決めます。覚える内容を少なくして、次も使えることを実際に確かめましょう。
原本という言葉が出てきたら、「もとになる一枚」の意味です。原本を残しておけば、試しに変更した結果が読みにくくなっても、以前の配置を確認できます。紙なら、元の紙を残して別の紙へ写す方法が同じ役割を持ちます。
画面に表示した一枚をまねて作ると、どの情報を替えるのか、毎回自分で探すことになります。下書きに「日付を替える」とメモを残すと、作業の始まりが分かります。メモは公開画像に載せず、手元のノートに書いておく方法でも構いません。
このように、下書きに残すのは見た目だけではありません。「次はここから始める」という手掛かりも残せます。それが初めての自分用テンプレートの役割です。
日付の文字が長くなると、前には収まった場所に収まらないことがあります。例えば開催時間を「14時〜16時」と書けば、開始時刻だけの場合より横へ長くなります。隣の文字へぶつかるなら、行を分けるか、下に場所を作る方法を試します。
文字を小さくして収める前に、必要な情報を読めるか見てください。読みやすい大きさを保ったまま配置を変えるほうが、今回の案内の目的に合う場合があります。どんな長さでも同じ型へ入れることが目標ではありません。
「もとの下書き」「今回使う案内」の二つが区別できれば十分です。名前を付けるほか、紙に見出しを書いて分ける方法でもできます。Canvaでは、この後に説明するページの複製でも練習できます。今日の中心は、複製ボタンの位置ではなく、元を残して更新する考え方です。
今回は架空の読書会です。原稿は「はじめての読書会」「10月12日 14時」「まちの交流室」「参加費:無料」の四つだけ。画像の上に会の名前、その下に日時・場所・参加費を置きます。詳細の三行は、前回の復習として左端をそろえます。整列とは、端や中央の位置をそろえることでした。
A案は、この一枚だけを完成品として残す方法です。B案は、同じ内容をもう一枚作り、一枚を「読書会・もとの下書き」、もう一枚を「読書会・11月練習用」と区別します。B案の練習用だけを「11月9日 14時」に替えてみます。
一枚しかないと、次回の制作で直すうちに、元の状態と比べにくくなります。もとの下書きを残すと、位置が崩れたときも戻って確認できます。「何を替えたか」が分かるので、日付だけ更新したい場面で、色まで選び直す必要がなくなります。
この例の日付や会場は練習用です。実際の告知では、前の開催情報が残っていないか確かめます。見た目を引き継ぐことと、情報をそのまま使うことは別だと考えましょう。
パソコンでページを縦に送って見る画面なら、元にするページの上隅にある「ページを複製」を選びます。同じデザイン内にもう一枚できたら、後のページの日付だけを替えます。手元のメモに「1ページ目=元、2ページ目=練習用」と書けば区別できます。今回はデザイン全体を別ファイルにする操作ではありません。元のページまで変えてしまったら「元に戻す」で戻し、編集するページを選び直します。
必須は15分です。Canvaで作った自分の案内、または紙とペンを用意します。
二つを並べて日付の違いが分かれば完了です。余裕があれば追加15分で見出しを長くする練習もできますが、写真探しや装飾は後日に回して構いません。
次回は、作った案内の一か所を直し、前後の違いを確かめます。
64歳からデザインを学び始め、現在はWebと印刷物のデザインを制作しています。このシリーズでは、デザイン経験がない方にも分かる言葉で、デザインの基本と作り方をお伝えします。
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