整列とグループ化:意味と手順をやさしく解説

Canvaで文字の位置をそろえたいときは、「整列」を使います。整列とは、複数の文字や図形の端、または中央を同じ基準でそろえることです。DAY40では三行の左端に絞り、なぜそろえると案内を読み進めやすくなるのかを確かめます。

Canvaで文字を入力する枠を「テキストボックス」といいます。枠の中の文章を左寄せにする操作と、複数の枠そのものを同じ位置へ置く操作は別です。たとえば、三行とも左寄せでも、枠が斜めに並んでいれば、画面全体では書き始めがずれます。

今日は各行の文字を左寄せにし、その枠も同じ左端へ置きます。一つの枠に三行を続けて入力した場合は、枠の整列をする必要はありません。その場合は紙に三行を別々に書いて、ずれた例とそろった例を比較できます。

パソコンでの基本手順

グループ化は、複数の部品を一緒に選び、動かせるようにする操作です。ずれた状態でまとめると、ずれたまま動きます。先に位置をそろえ、必要なら後でまとめる、と考えると混同しにくくなります。部品の重なり順を扱う操作は、今回の必須範囲には含めません。

紙でも、三枚のメモをそろえてから一緒に移動すれば同じ違いを確かめられます。機能名を覚える前に、そろえた結果を目で見て理解するところから始めましょう。

グループ化との違い

文字の入力を終え、最初の枠をクリックします。Shiftキーを押しながら残りの枠も選び、三つが選ばれた状態で「配置」を開き、左端をそろえる項目を選びます。操作後は枠線だけでなく、実際の文字の始まりも見てください。

一つの部品を選んだ場合はページを基準に、複数の場合は選択した部品の位置を基準にする整列があります。思いがけない場所へ動いたら「元に戻す」を使い、選択対象を確認します。端末や画面の更新でメニュー表示は異なりますが、選ぶ対象を先に確かめることは共通です。

同じ案内を、左端だけ変えて比べる

練習用の架空の読書会を使います。「日時:10月12日 14時」「場所:まちの交流室」「参加費:無料」の三行です。A案では一行目を左、二行目を中央寄り、三行目をさらに右へ置きます。B案では三行とも同じ所から書き始めます。文字の大きさや色は同じにしてください。

A案も読めますが、次の行に移るたびに、どこから読むかを探す形になります。B案は始まりの位置が同じなので、日時を読んだ後、その下で場所を探せます。そろえる意味は、几帳面な見た目にすることだけではなく、必要な情報を探す手掛かりを作ることにあります。

横書きの案内を順番に読む今回の例では、左端をそろえる方法を試します。短い招待状の見出しを中央に置くなど、別のそろえ方もあります。「全部を左に置く」が正解なのではなく、どこを読み始めにしたいかで決めるのです。

任意:まとめて動かす操作

三つの文字枠を選んだ状態で「グループ化」を選び、まとめて少し動かします。三行が一緒に動けば確認できています。個別に動かしたくなったら、全体を選んで「グループ解除」を使います。これは整列ができた後の追加練習です。

今日の10分課題

紙とペン、または文字を入れたCanvaの練習用デザインを用意します。前回の作品がなくても、上の三行で始められます。

  1. 最初の2分で三行を書き、今の左端の位置を見ます。
  2. 次の5分で三行の左端をそろえます。紙なら薄い縦線を一本引き、その右へ書き直します。
  3. 残り3分で修正前後を見て、日時から場所へ目を移しやすいほうを選びます。

今日は左端がそろえば完了です。グループ化は余裕がある場合だけ試してください。

自己確認

    1. 操作と目的が対応していますか。
    2. 印象と読みやすさを両方確認しましたか。
    3. 最後に組み合わせ全体を検証しましたか。

次回は、この配置を次も使える下書きとして残します。

64歳からデザインを学び始め、現在はWebと印刷物のデザインを制作しています。このシリーズでは、デザイン経験がない方にも分かる言葉で、デザインの基本と作り方をお伝えします。

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