写真と図版の解答例と振り返り

DAY 28の学習目標:制作例の意図を読み取り、自分の広告画像のよい点と改善点を説明できるようになること。

DAY 27では、「初心者向け料理教室」の正方形広告を制作しました。

今日は制作例と比較します。ただし、制作例は唯一の正解ではありません。目的と選んだ理由を説明できることが大切です。

  • 対象者:料理に慣れていない地域の方
  • 伝えること:初めてでも参加しやすい料理教室
  • してほしいこと:内容と日時を確認し、締切までに申し込む
  • 最重要情報:初心者向け料理教室

写真や図版の見栄えより先に、最重要情報が伝わるかを確認します。

制作例の構成

左上に講座名、その下に説明文を置きます。左下には日時、場所、参加費、申込締切をまとめます。

右側には、講師が参加者へ調理を説明している写真を置きます。「定員10名」の丸い図版は、申込情報の近くへ配置します。

文字領域を先に決め、その領域を邪魔せず、説明文を補える写真を選んでいます。

よかった点を確認する

文字の優先順位が明確

講座名は、写真を配置する前に位置と大きさを決めています。写真の空きに合わせて見出しを動かしていません。

 

写真に役割がある

講師と参加者が一緒に調理している様子により、参加したときの体験を想像しやすくしています。

人物の視線が見出しの方向へ向く写真を選び、先に決めた文字位置を支えています。

 

図版の役割が限定されている

図版は「定員10名」を見つけやすくするために使います。複数の情報を詰め込まず、見出しより控えめにしています。

 

画像の大きさを確認している

写真を切り取って配置したあとも、人物の表情や調理の様子が分かるピクセル数があるか確認しています。

改善点を見つける

写真が文字を邪魔している

最初に写真の位置、大きさ、切り取り方を見直します。次に別の写真、文字の後ろの帯、写真側の明るさを検討します。

文字色は、配色の役割や印象を保てる範囲で最後に調整します。

 

図版が見出しより目立つ

図版の大きさや色の面積を減らし、申込情報の近くへまとめます。何の広告か分かる前に定員だけが目立たないようにします。

 

写真の目的が曖昧

写真がきれいでも、「参加しやすい教室」という内容を補っていない場合は、別の候補を探します。

今日の課題

DAY 27の広告画像へ、次の内容を書き出します。

  1. 一番伝えたい文字
  2. 写真で補っている内容
  3. 図版で見つけやすくした情報
  4. よかった点
  5. 改善点

改善点は一つに絞り、実際に一か所だけ修正します。修正前後を比べ、なぜ変えたのかも書きましょう。

今日の確認ポイント

      1. 目的と最重要情報を基準に振り返りましたか。
      2. 写真と図版の役割を、それぞれ説明できましたか。
      3. 改善点を一つに絞り、修正理由を書きましたか。

 

まとめ

第4週では、次のことを学びました。

  1. 写真を飾りとして使わない
  2. 目的に合う写真を選ぶ
  3. 最重要の文字を先に配置し、その文字を支える写真を選ぶ
  4. 人物の視線を、決めた文字位置へつなげる
  5. ピクセル数と使用サイズを確認する
  6. 写真と図版に説明できる役割を持たせる

写真と図版は、文字の代わりではありません。文字だけでは伝えにくい場面や関係を補い、見た人の理解を助けます。

次回からは第5週「タイポグラフィ」です。最初に、ゴシック体と明朝体の違いを学びます。

64歳からデザインを学び始め、現在はWebと印刷物のデザインを制作しています。このシリーズでは、デザイン経験がない方にも分かる言葉で、デザインの基本と作り方をお伝えします。

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