目立たせたい情報が増えると、赤、黄色、青と色を足したくなることがあります。しかし、色を増やせば、必ず目立つわけではありません。
色の違いは、周囲との差があると分かりやすくなります。昨日の3色配色でアクセントを一部に使ったのも、ほかの場所との違いを作るためです。あちこちに違う色があると、すべてが「ここを見て」と主張し、見た人は最初に見る場所を選びにくくなります。
たとえば、イベント名は赤、日時は青、場所は緑、料金は紫、申込方法はオレンジにすると、情報の種類は分かれても、優先順位は伝わりにくいでしょう。一番大切な情報だけにアクセントを使い、ほかはメインカラーや文字色でまとめると、強調が働きやすくなります。
色分け自体が悪いのではありません。路線図や分類表のように、複数の種類を区別する目的なら色数が必要な場合もあります。大切なのは、強調のために増やすのか、分類のために増やすのかを区別することです。
すべてを違う色にすると差は増えますが、優先順位は曖昧になります。強調したい箇所を限定し、ほかを共通色でまとめると、アクセントが見つかりやすくなります。
一方、図表の分類では色数が必要な場合があります。色を減らすこと自体を目的にせず、色の役割を確認します。
画像の主な色を数え、残す2〜3色を選びます。最重要情報、色の目的、減らす理由の3点を確認してください。
次回は、読みやすい文字色を選びます。
64歳からデザインを学び始め、現在はWebと印刷物のデザインを制作しています。このシリーズでは、デザイン経験がない方にも分かる言葉で、デザインの基本と作り方をお伝えします。
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