人物の視線と配置

DAY 25の学習目標:決めた文字位置へ人物の視線が向く写真を選び、文字を支えるように配置できること。

人物が横を向いている写真では、見た人もその方向へ注意を向けることがあります。

最重要の文字位置を先に決め、その方向を向く人物写真を選べば、写真と情報をつなげられる場合があります。

ただし、見た人が必ず同じ順序で見るとは限りません。人物の視線は、配置を考える判断材料の一つです。

最初に、人物の顔がどちらを向いているかを確認します。

見出しが右側なら右向き、左側なら左向きの人物を候補にします。顔は正面でも目だけが横を見ている場合があるため、目の向きも見ましょう。

人物が商品を見ている写真なら、その商品へ注意をつなげることもできます。

決めた文字領域に合う写真を選ぶ

人物が写真の中央にいると、先に確保した文字領域を邪魔する場合があります。

人物が文字領域と反対側に写り、見出しの方向を向いている写真を選ぶと、文字を邪魔せず視線をつなげやすくなります。

料理教室の講座名を右側へ置くと決めたなら、講師が左側に写り、右を向いている写真を選びます。

背景が細かく変化している場合は、DAY 24で学んだ文字色や背景の帯も使い、読みやすさを確認します。

人物が画面の外を向く配置

右端にいる人物が右を向くなど、人物の視線が画面の外へ向いていると、バナー内の情報から注意が離れるように感じられることがあります。

見出しや商品へつなげることが目的なら、人物が画面の内側を向く配置と比べてみましょう。

一方、写真の外側に広がりがある様子を伝えたい場合など、外向きの配置が目的に合うこともあります。内向きだけが正解ではありません。

写真を左右反転するときの注意

左右反転によって人物の向きを変えられる場合があります。

ただし、次のものが写っていないか確認してください。

  • 服や看板の文字
  • 数字
  • ロゴ
  • 標識
  • 左右が決まっている商品

これらは反転すると不自然になったり、間違った情報になったりします。反転できない場合は、決めた文字位置に合う別の写真を選ぶか、写真の切り取り方を変えます。

今日の課題

横を向いた人物写真と、短い見出しを用意します。

  1. 一番伝えたい見出しと、その位置を決める
  2. 見出しの方向を向く人物写真を探す
  3. 人物を文字領域と反対側へ配置する
  4. 視線が反対を向く写真とも比べる
  5. 文字位置を変えずに縮小し、選んだ理由を書く

紙で取り組む場合は、人物の顔と視線を矢印で描き、二つの文字位置を比べてください。

今日の確認ポイント

      1. 人物の顔と目が向いている方向を確認しましたか。
      2. 人物の視線は、先に決めた最重要情報へ向いていますか。
      3. 写真は文字領域を邪魔せず、内容を補っていますか。

 

まとめ

人物の視線は、先に決めた見出しや商品へ注意をつなぐために使えます。

文字を写真に合わせて動かさず、文字位置に合う写真を選択・配置します。視線だけでなく、写真の意味、背景、文字の読みやすさも一緒に確認しましょう。

次回は、画像を大きく使ったときの見え方に関わる「画像解像度」の基本を学びます。

64歳からデザインを学び始め、現在はWebと印刷物のデザインを制作しています。このシリーズでは、デザイン経験がない方にも分かる言葉で、デザインの基本と作り方をお伝えします。

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