前回は、必要な情報と不要な情報を分ける方法を考えました。
今回は、その次のステップです。
どの情報を先に見せるかを決めることです。
告知やお知らせを見たとき、最初に目に入る情報が何かによって、内容の印象はかなり変わります。
たとえば、地域イベントの告知チラシを想像してください。
同じイベントでも、相手が違えば、最初に伝えたい情報は変わります。
イベント名は「夏祭り in まち」です。近隣の家族向けなら、まず「開催日」と「会場」が分かると安心です。保護者向けなら、「参加方法」や「持ち物」が気になることがあります。高齢者向けなら、「会場までの行きやすさ」や「座って参加しやすいか」が重要になることもあります。
このように、情報を整理しただけでは十分ではありません。
「見せる順番」まで考える必要があります。
同じ「夏祭り in まち」というイベントでも、相手ごとに優先順位は変わります。
この場合は、まず次の情報を先に見せると分かりやすいです。
追加情報の「駐車場の詳細」や「参加費」は、最初に見せる必要はありません。読み手が興味を持った後に、別の場所に置くか、削る方が自然です。
家族は、まず「いつ・どこで・何をするイベントか」を知りたいはずです。
保護者向けなら、次の順番が自然です。
「駐車場の詳細」は、参加方法の近くに置くとよいです。参加費は、必要なら最後にまとめて載せてもよいでしょう。
この場合は、準備や参加のしやすさが大切です。
高齢者向けなら、次の順番が考えられます。
「駐車場の詳細」は、会場の後ろに置くと伝わりやすいです。参加費は最後に載せてもよいでしょう。
この場合は、安心して参加できるかどうかが大切です。
day3で整理した情報をもとに、告知メモの見出しと順番を決めてみましょう。
今回は、相手を一つ決めて考えてください。まずは「ターゲット」を一つ決めます。たとえば、近隣の家族や保護者、高齢者などです。さらに、必要ならその中で「この人のような人物」をイメージしてみてもよいでしょう。これを「ペルソナ」と呼びます。
紙でもCanvaでも構いません。見出しを並べるだけでも十分です。「この相手なら、どの情報を先に見せるか」を考えてください。
day3の課題とは別に、次のような案内文を1つ作ってください。
テーマ:地域の子ども向け体験イベント
相手を一つ選び、その相手にとって必要な情報を先に見せる順番で書き直します。
この宿題を通じて、情報整理と順番の考え方を復習できます。
次回は、情報の流れをもとに、文字の大きさや位置を整える方法を説明します。
64歳からデザインを学び始め、現在はWebと印刷物のデザインを制作しています。このシリーズでは、デザイン経験がない方にも分かる言葉で、デザインの基本と作り方をお伝えします。