前回は、デザインは見た目を整えるだけではなく、相手に必要な情報を伝えるためのものだと学びました。
今回は、デザインを作る前に決めたい次の問いについて考えます。
それは、誰に伝えるのかです。
Canvaなどのデザインツールを開いたものの、何から始めればよいか分からず、最初に色やフォントを探し始めてしまうことがあります。
しかし、デザインを作る前に決めたいことがあります。
それは、誰に何を伝え、見た人にどうしてほしいかです。
デザインを作るとき、つい「できるだけ多くの人に伝えたい」と考えがちです。
しかし、万人向けにしようとすると、情報を詰め込みすぎて、何が大切なのか分からなくなることがあります。
たとえば、高齢者向けのサービスを紹介するチラシを作るとします。見やすさや読みやすさが大切になるため、相手に合わせた言葉や情報の優先順位を考える必要があります。
相手がはっきりすると、どんな言葉を使うか、どの情報を大きく見せるか、どこに注意を引くかが変わります。
たとえば、高齢者向けなら読みやすさを重視し、若い人向けなら印象や雰囲気を重視することもあります。
つまり、デザインの出発点は「誰に見てもらうか」を決めることです。
次のテーマのどれか1つを選び、相手向けの1行メッセージを書いてみてください。
ポイントは、「誰に向けたメッセージか」を一言で示すことです。
この3つが伝われば、第1回の課題は完了です。
次回は、デザインを作る前に決めたい「誰に伝えるか」について説明します。
64歳からデザインを学び始め、現在はWebと印刷物のデザインを制作しています。このシリーズでは、デザイン経験がない方にも分かる言葉で、デザインの基本と作り方をお伝えします。