DAY 23の学習目標:複数の写真を同じ基準で比べ、選んだ理由を説明できるようになること。
写真を選ぶときは、きれいかどうかだけでなく、制作物の目的に必要な情報が写っているかを確認します。
たとえば、初心者向け料理教室の告知を作るとします。
「初めての方も、講師と一緒に作れる教室だと伝える」と決めた場合、必要なのは参加するときの様子が分かる写真です。
完成した料理だけの写真は、料理の内容を見せる目的には合います。しかし、講師と参加者の関係までは分かりません。目的が変われば、適した写真も変わります。
初心者向け料理教室の告知を例に考えます。
どれも料理教室に関係する写真ですが、伝える情報は異なります。
料理の魅力を伝えることが目的なら、完成した料理を見せる方法があります。初めてでも参加しやすいことを伝えたいなら、参加者が一緒に調理している様子のほうが目的に合う場合があります。
写真の種類だけで正解は決まりません。誰に何を伝え、何をしてほしいのかによって、適した写真は変わります。
伝えたい内容を一文にし、それを示す人物、商品、場所、動作などが写っているか確認します。
背景の物や人物が多すぎると、見た人の目が散ることがあります。実際に使う大きさまで写真を小さくしても、主な内容が分かるかを見ます。
写真と文章が違う内容を伝えると、見た人は判断に迷います。「少人数」と書くなら、大人数の会場写真が適切かを見直します。
好きな写真を選ぶこと自体が間違いではありません。ただし、好きな理由と、目的に合う理由は分けて考えます。
候補ごとに、次の一文を完成させると比較しやすくなります。
この写真を見ると、〇〇が分かる。
〇〇に書いた内容が写真の目的と一致していれば、選ぶ理由が明確です。
「初めての方も参加しやすい料理教室だと伝える」という目的で、次の候補を比べます。
目的に必要なものを書いてから一枚を選び、「この写真を見ると、〇〇が分かる」と理由を記録してください。残りの写真が役立つ別の目的も考えます。
目的に合う写真は、見た人が必要な内容を理解しやすい写真です。
目的に必要なもの、見せたいものの分かりやすさ、文章との一致という三つの基準で比べると、見栄えだけに頼らず選べます。
次回は、選んだ写真の上へ文字を置くときの読みやすさを考えます。
64歳からデザインを学び始め、現在はWebと印刷物のデザインを制作しています。このシリーズでは、デザイン経験がない方にも分かる言葉で、デザインの基本と作り方をお伝えします。
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